院長からのメッセージ−TAKASUGI BLOG−

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インフルエンザってなぁに?

インフルエンザってなぁに?

今年シーズンのインフルエンザの流行が始まりました。

備えの第一歩は、インフルエンザについて正しい知識を持つことです。

インフルエンザは、急に高熱が出て、ぐったりして、体のふしぶしが痛くなる症状で始まります。そして、徐々に咳や鼻が強くなり、熱が4−5日続くのが典型的な経過です。

普通のかぜに比べて、熱が高くて長く続いて、肺炎や中耳炎を合併することもあります。子どもでは、けいれんを起こすこともありますし、稀に脳炎脳症になることあるので、警戒すべき疾患です。

インフルエンザが流行している時に、熱が出るとインフルエンザを疑いますが、典型的でないことも多いです。必要があれば、細い綿棒で鼻の粘膜を擦って検査することが可能です。熱がでて半日くらい経っていれば、ある程度正確に診断できます。

治療は、2001年にウイルスの増殖を抑える抗インフルエンザ薬が登場して以来、日本では多く使用されています。現在、抗インフルエンザ薬には、内服薬のタミフル、吸入薬のリレンザ、イナビル、点滴薬のラピアクタなどがありますが、異常行動(マンションから飛び降りなど)がみられたりする可能性があるので、投与には注意が必要です。さらに、最近になって薬剤に耐性を示すインフルエンザウイルスも見つかるようになっています。

抗インフルエンザ薬は、発熱期間を1ー2日短くしますが、脳炎脳症を予防するかどうか結論が出ていません。

そもそも、インフルエンザは、そもそも抗インフルエンザ薬を飲まないとないと、治らない訳ではなく、自然に治癒する疾患です。ですから、安静を保ち、合併症に注意しながら経過をみても構いません。

症状によっては、抗インフルエンザ薬を内服するかどうか、悩ましい場合もありますので、よく相談して納得できる治療を選択して欲しいと思います。