院長からのメッセージ−TAKASUGI BLOG−

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歯からみるヒトの食性

米を主食とする日本の伝統的食生活は、歯からみるヒトの食性にも即しています。

永久歯32本のうち、奥歯の20本は、大臼歯と小臼歯で、米などの穀物をすり潰すのに適した歯です。ですから、ヒトは、歯形から見ると、20/32=5/8は、穀物を食べるのが、正しい食性とも言えます。

さらに、肉や魚などの繊維を噛みきるのに適した犬歯は、4本ですから、4/32=1/8、

野菜、山菜、海草を噛むのに適した門歯(前歯)は、8本ですから、2/8が適正と言えます。

そんな割合で、米を主食とした伝統的な日本食が、ヒトの食性に適合して、日本人の繁栄の基礎を成してきたのは間違いないと思います。

今こそ日本食を大事にしたいです。

真夏のRSウイルス

みなさん、RSウイルスをご存じでしょうか?

正確には、Respiratory syncytial virusと言って、冬期に流行する風邪ウイルスの1つです。2歳までにほぼ100%の子どもが感染するありふれたウイルスですが、乳幼児が罹患すると咳嗽、喘鳴が強くなり、細気管支炎や気管支炎、肺炎に伸展して、呼吸困難を呈する事のある厄介なウイルスです。

そんなRSウイルスですが、東南アジアや南アジアでは、年中みられるとの事です。しかし、なんと、日本でも夏真っ盛りの今じぶんにも発症する例があります。地球温暖化で,日本も亜熱帯化しているからでしょうか?

乳児の咳嗽、喘鳴、発熱の遷延する例は、真夏でもRSウイルス感染を疑うようにしないといけないようです。

夏かぜ

最近、「夏かぜ」の患者さんを多く見かけるようになりました。 一般には「夏かぜ」というと、夏にかかる風邪はみんな夏かぜと思われていると思います。 小児科医の私としては、「夏かぜ」とは?と聞かれると以下の様に答えています。

  1. 多くはエンテロウイルスの感染によって起こります。その中でも、特に手足口病やヘルパンギーナなどが有名ですが、そのような特徴的な症状をとらないエンテロウイルス感染症も多くあります。
  2. 冬に流行するかぜウイルスとは違って、咳や鼻は目立たず、熱が主体で、頭痛や発疹、胃腸症状を伴う事がよくあります。
  3. ウイルス感染症ですので、抗生剤は効果なく、特効薬もありませんので、自分の免疫力で良くなるのを待つ他ありません。せいぜい、解熱剤や鎮痛剤などの対症療法をする程度です。
  4. 大抵は、数日で症状が軽快していきますが、稀にウイルス性髄膜炎や心筋炎を合併することがありますので、数日で経過が思わしくないような場合には受診をしてください。

だいたい、こんな風に外来でもお話ししています。
私的には、この「夏かぜ」、嫌いではありません。 何故か?必要の無い薬を処方する必要が少ないからです。
稀な合併症には本当に注意が必要ですが、本来備わった免疫力を信じてゆっくり休む事が、最大の治療なのです。

ちょっと、暑い夏に、「ちょっと一休み」、くらいに考えて、子どもは親に甘えて下さい。
親は、子どもを信じて、治るのをじっと待って下さい。
そんな風に考えています(*^_^*)。

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