(質問・心配)
~心臓がいたい!と目を覚ます。小1のこども~
まだまだ朝夕冷え込む3月の明け方のことです。
小学1年生の娘が、(おなかがすいて気持ち悪い~)と突然起きだしてきました。
この時はまずトイレにいった後に、ご飯を二口食べ、おなかをさすってあげるとすぐに眠りにつきました。
それから1時間も経たない午前5時頃、今度は(いたい、いたい~!)と泣きながら目を覚まして、私もびっくり。
どこが痛いか聞くと、左の胸を押さえて
(ここがどきってして急に痛くなる;;)
(こわい~)と娘。
心臓?手を当てるとたしかにドキドキと鼓動が激しいような・・
この時もさすってあげるうちに2~3分もしたら眠りにつきました。
が、また20分ほどして(いたい~!)
さすってあげると眠る。
そしていつもより遅めの7時過ぎになり起きてきたので、どう?と聞くと
(またいたくなるかも・・)
というものの、痛みは無くなっていたようです。
痛いという場所が心臓だし、このまま様子をみていいものでしょうか?
それとも早めに受診したほうがいいでしょうか?
(回答)
子どもが「胸が痛い(=胸痛)」というと、ずいぶん心配されたことと思いますが、実際に緊急性の高い子どもの胸痛は極めて稀なことです。
大人が「胸が痛い」と言うと、狭心症、心筋梗塞、大動脈解離など、命に関わる重大疾患の可能性があるから、みなさんは子どもが「胸が痛い」というとすごく心配になるのだと思います。
しかし、子どもは、大人と違って、原因のはっきりしない特発性胸痛や心理的ストレスや心理的葛藤による心因性胸痛がほとんどで、心臓や肺に問題があるのは5-10%と言われています。心臓や肺のごく稀な病気が潜んでいる場合は、適切な対応が求められますが、特発性胸痛や心因性胸痛に対して過剰な検査を行うのはいかがなものかと思います。
こどもが「胸が痛い」と訴えた時には、基本的に経過観察で構いません。しかし、胸痛の程度が強い場合、長く持続する場合や、「発熱がある」「嘔吐がある」「お腹が痛い」など、胸痛以外の症状を伴う場合には重大な病気も考慮して小児科を受診して下さい。
(その後)
なるほど、大人と子どもの違いがあるんですね。
その後、本人は何もなかったように胸の痛みを訴える事もなくなりました。
顔色もよく、食欲もあります。
最近学校生活や日常の中で普段以上に(がんばる!)という場面が続いたり
私が忙しい日が続いたので(ストレス??)とかいろいろ考えました。
体は大丈夫のようなので、これをきっかけに心穏やかに過ごす事を心がけたいと思います^^
ありがとうございました。