ドクターからのメッセージ

The message from doctors
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真夏のRSウイルス

みなさん、RSウイルスをご存じでしょうか?

正確には、Respiratory syncytial virusと言って、冬期に流行する風邪ウイルスの1つです。2歳までにほぼ100%の子どもが感染するありふれたウイルスですが、乳幼児が罹患すると咳嗽、喘鳴が強くなり、細気管支炎や気管支炎、肺炎に伸展して、呼吸困難を呈する事のある厄介なウイルスです。

そんなRSウイルスですが、東南アジアや南アジアでは、年中みられるとの事です。しかし、なんと、日本でも夏真っ盛りの今じぶんにも発症する例があります。地球温暖化で,日本も亜熱帯化しているからでしょうか?

乳児の咳嗽、喘鳴、発熱の遷延する例は、真夏でもRSウイルス感染を疑うようにしないといけないようです。